夏になるとよくスーパーや果物屋さんで見かける「イチジク」。イチジクの原産地はアラビア南部。原産地に近いメソポタミアでは6000年前から栽培されていたことがわかり、世界最古の栽培果樹ではないかと言われています。
日本に入ってきたのは江戸時代ですが、薬用として栽培されました。イチジクがたくさん作られるようになり、食用として人気が出てきました。今では、家庭でイチジクを栽培している方も多いのではないでしょうか?
イチジクは栄養素も豊富で、美容や健康にもいい果物の一つです。女性に嬉しいホルモンバランスを整える効果もあるので美容効果に最適です。今回は、イチジクの栄養や効能などを詳しく調べてまとめてみました。
イチジクの栄養や効能は?
イチジクには栄養素が豊富に含まれています。中国では不老長寿の果物とも言われているイチジクですが、栄養や効能が高いことが人気があります。
イチジクには、
・食物繊維
・鉄分
・カリウム
・カルシウム
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンB6
・ビタミンC
などの栄養素がバランス良く含まれています。イチジクはがん細胞の働きを停止させる可能性があると言われており、イチジクの果汁から取れる抗がん物質「ベストアルデヒド」ががん抑制に効果が期待されているようです。
いつかは、イチジクが、がんを抑制し病を治してくれる効果もあるかもしれませんね。
イチジクで便秘解消
イチジクには食物繊維の量が果物類の中では、普通の順位ですが、水溶性食物繊維の量が多く含まれています。イチジクの水溶性食物繊維の量は、りんごやオレンジの約2倍です。
水溶性食物繊維は、便を整え排便しやすくさせてくれる効果(便秘解消)もあり、解消だけではなく下痢止めにも効きます。また、腸の善玉菌を活発にして、腸内環境を整えてくれる効果もあります。
便秘によって、肌荒れを起こしてしまいますが、便秘解消することでお肌も綺麗に保ってくれるのでイチジクはおすすめです。
女性ホルモンのバランスを良くする効果
イチジクには、女性ホルモンに似た組織を持っていて、「植物性エストロゲン」が豊富に含まれています。
植物性エストロゲンは、イチジクの種子の部分に多く入っている成分です。女性ホルモンに動いて、乱れたホルモンバランスを整えてくれる効能があります。なので、女性の10人に1人いてると言われている月経前症候群(PMS)・生理痛・更年期障害にも効果があります。
さらに、イチジクに含まれている鉄分は、鉄分不足で起こる鉄欠乏性貧血の予防改善に効果があります。また、ビタミン類も多く含まれるため、美肌作りやお肌を中から綺麗にしてくれる効果も期待されます。
ドライイチジクの効果は?
ドライフルーツは女性から絶大な人気がありますが、その中でもドライイチジクが好きな方も多いと思います。
実は、生のイチジクよりドライイチジクの方が栄養素が凝縮されて、より効能も高まるようです。なので、ダイエットをしている方にはおすすめします。甘いものが食べたくなったり、口寂しくなったりした時は、ぜひドライイチジクを一粒食べましょう!
ただ、食べすぎはよくないです。(カロリーはあります。)1日に、生のイチジクは約3個、ドライイチジクは約5個までにしておきましょう。