お盆とは、亡くなった先祖をお迎えして、家に帰ってきてお盆の期間をゆっくり過ごしてまた再びあの世に帰る、一年に一回しかない日本の風習の一つです。地域によっては、お盆の時期が違いますが、一般的にお盆の時期は8月13日から16日ぐらいです。
今回は、初盆について調べてみました。
初盆とは?いつから?
初盆とは、四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆のことをいいます。お盆は、亡くなった人を供養する大切な行事の一つですが、初盆は亡くなった人が初めて迎えるお盆なので、丁寧に供養が行われます。お盆の法要には、親族や、亡くなった人と仲が良かった人をお招きして、お坊さんをお呼びして法要をすることが多いです。四十九日が過ぎていない場合は、初盆の法事法要は翌年になります。
初盆の時期は、地域によって異なります。東京の一部の地域では7月に行うお盆があり、そのほかの地域では8月にお盆を行うところもあります。東京2018年のお盆の時期についてはこちら↓
【2018年】東京のお盆はいつからいつまで?7月なのはなぜ?
初盆のお供えや準備するもの
初盆では準備しないといけないものがあります。・精霊棚
精霊棚とは、ご先祖様を迎えるための棚のことで、その年の農作物や精霊馬をお供えします。
・精霊馬
精霊馬は、ご先祖様を迎えるために必要です。割り箸などできゅうりや茄子に足をつけて、馬・牛とみなします。
・盆提灯
盆提灯は、ご先祖様が家まで迷わずに帰ってこれるように、玄関前に灯しておきます。
このほかには、今年収穫した作物や供花、ろうそく、線香などを用意しておきましょう。
初盆の香典金額はいくら?
初盆のお香典の金額は、だいたいこれぐらいを包む方が多いと思います。・3000円
・5000円
・10000円
亡くなった方との関係性や、地域によっては自分の家の時に頂いた金額を渡すこともあります。また食事が出る場合は、その分も気持ちとして包むことがいいでしょう。そして、お香典だけではなくお菓子などの品物も一緒にお供えするのが一般的です。
不祝儀袋の書き方
不祝儀袋の表書きには、「御供」「御仏前」「御花料」「御供物料」「御提灯料」などが使われます。この名目を上段に書いて、下段には自分の名前をフルネームで書くのがマナーです。
もし、風習によって変わる場合は、身内や親戚に確認してから用意してください。
そして、水切りは「双銀」「藍銀」「黄白」の結び切りを使いましょう。関西では、黄白の水切りが一般的。黄白の結び切りの不祝儀袋を使いましょう。
初盆について まとめ
初盆について最後にまとめておきます。・初盆とは、四十九日を過ぎてから初めてお迎えるお盆のことです。亡くなった人の初めてのお盆なので、丁寧に供養が行われます。
・準備するものは、精霊棚・精霊馬・盆提灯が必要です。後は今年、収穫された作物や、亡くなった人の好きな食べ物や果物をお供えするのを忘れずに準備しましょう。
・香典の金額は、3000円・5000円・10000円を包みましょう。地域によって習慣が異なるので、心配な方は親族や身内に確認しましょう。
知っているようで知らないこともありますが、ご先祖様を気持ちよく迎え入れるためにもマナーは守りましょう。
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