雪が降って風邪も引く易くなる冬の季節。12月は師走。クリスマスに年末年始、年末調整に何かと忙しい日々が続きますが、楽しみが続く季節でもありますよね。
そんな冬の代表的な日の一つといえば、冬至です。
冬至の日と言えば「国民の祝日の日でお休みです!」というのは知り当たっていることですので、今回はちょっぴり冬至の日に詳しくなれる内容をまとめていきたいと思います。
冬至の日の意味について
冬至の日は祝日の日として有名ですが、冬至の日は二十四節気の一つです。二十四節気とはカンタンに言うと、1年の季節を24等分した、その一つ一つの季節の事を言います。日本独特の四季である、春夏秋冬をさらに詳しく分類しているんですね。
冬至だけでなく、春分、夏至、秋分も二十四節気の一つです。
冬至の日の時期と決め方について
冬至の日はいつ頃でしょうか。先ほどご紹介した二十四節気での分類によると、冬は立冬から始まって、小雪、大雪と移り変わりって、太陽黄経が270度になる瞬間のときを、冬至と言います。
二十四節気は占星術の考え方をもとにしていて、地球を中心にその周りを太陽が移動するという天動説の時代の考え方をもとにしています。地球の周りを太陽が移動して、太陽黄経270度を超えた日、つまり毎年12月22日前後が冬至の日となっています。
毎年一定の時期ではありません。
このように日本の四季は、冬至の日の時期を考えると分かるように、西洋占星術の影響を大きく受けているんですね。学べば学ぶほど面白いですし、日本に四季がある故の趣ある考え方でもあります。
かぼちゃをなぜ食べる?理由は?
冬至になるとかぼちゃを食べる人も多いと思います。私の家族も、冬至時期には「今日は冬至です。かぼちゃを食べましょう」と母から毎年のようにメールが届いていました。気付けば冬至時期にはかぼちゃを食べるようになっていますが、なぜ冬至でかぼちゃを食べるのでしょうか?
調べてみましたが、
冬至にかぼちゃを食べるのには先人の知恵があって、風邪を引かないとか金運への祈願もあるようです。また、地域によっては、四つ前(午前10時)に食べたほうが良いとか、色んな地域があるようです。
実際にかぼちゃには、
・βカロテン
・ビタミンC
・ビタミンE
なども含まれており、冬の冷え性に効果があるだけではなく、風邪予防、がん予防も効果もあって、かぼちゃは非常に有能な食べ物なんです。
ゆず湯に入るのはなぜか?由来は?
また、冬至にはかぼちゃを食べるだけでなく、「ゆず湯」に入るという習慣もあります。私の実家の裏には柚子の木があったのでこれは知っているのですが、柚子の木は非常に寿命が長く、元気に育つ木なんです。
そういう木から作られるゆずを入れたお風呂に入ることで、無病息災になると考えられていたんですね(子供の頃はゆず湯での匂いが苦手だったのですが、今では好きになっています)。先人の知恵って素晴らしいですよね!
また、冬至は夏至とは違って、一年で最も日が短く太陽のエネルギーが弱まる日です。占星術では太陽が山羊座に入るので、この日から山羊座の始まりです。
星的な考え方では、冬至からが「エネルギーの切り替えポイント」になって、この日から占星術的な始まりの春分の日までは、「準備の期間」になります。
ですので、夏至から陽の力が弱まっていたのですが、この冬至の日を境にまた陽のエネルギーが強くなっていくんですね。
中国ではこの日は昼が最も短いこともあって、スピリチャル的に「陰の極みの日」とも言われていますが、冬至は「陽へ転換する日」なんですね。
そういうこともあって、この日を境に悪運をリセットして、陽の方向へ転換しましょうという意味も込めて、栄養価の高いかぼちゃを食べたり、無病息災を祈ってゆず湯に入ったりするんです。
冬至にかぼちゃを食べたりゆず湯に入ったりして、ぜひ陽のエネルギーを沢山頂いていきましょう!